モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

今シーズン初、五竜の裏山で、初シールハイク。

今年は雪が少なくて、なかなか五竜や八方のような、下まで降りてこれるところへは入れなかったのだけど、この2,3日の雪でコンディションも良くなったろう、ということで、昨日と同じメンツで今シーズン初めて五竜の裏山へ。

冬型が続く気圧配置だったのだけど、長野のあたりは等圧線の密度も薄く穏やかそうで、天気予報は曇りのち昼過ぎから小雪、ということでした。そして朝の状況は、里は晴れていて山もよく見え、冷えているけど穏やかという、最高の状態。これはいいと思ってリフト上がっていくと、五竜の頂上に着く頃にはすっかりガスが掛かっていて、小雪も待っているような状況でした。

自分は今までずっとスノーシューでしか登ったことがなかったのだけど、今回はじめて、ZAGとNaxoでシール付けて登りました。シールを使った感想は、階段がしっかり出来ているルートだとスノーシューもあまりかわらないけど、深い柔らかい雪だとシールのほうがぜんぜん楽で、あと荷物が軽いから肩がぜんぜん痛くならなくて良いな、と思いました。

Naxoは、ディアミールと大きく違う特徴として、つま先のあたりでもう一箇所曲がるところが合って、そこが動かせるために登りやすい、ということがうたわれています。やっと試せたわけですが、確かに歩み始めや最後に蹴り出すというか送り出すとき、スムーズに動かしやすい印象でした。と言っても、ディアミールと履き比べたわけではないのでわかりませんが。

五竜の最初のきついところを登り切ったところに、なぜか47のスクールの人がいて、写真を撮ってください、と言われる。1人は、ITさんも持ってるフォルクルのエクスプローシブでテレだったので、やってる人のようだった。

一ノ背髪までで登り終了。弱層テストをするために掘る。今回降った新雪分は1m弱くらい。その下は60cmくらいで、すぐに笹が出てきた。今回の降雪は2回にわけて降ったようで、30cmくらいで少しだけ層になっているが、ほとんど大丈夫なくらい。古い雪との境界はしっかりしていた。

滑り始める。雪が少なくて、いつも入っている林間はまだ埋まっていなくてダメ。今回初めて結構下まで沢を降りたが、五竜も下の方の沢は結構ヤバめな感じだった。

堰堤を避けるため、途中からトラバースしたがトラバースしきれずに、少し(20mくらい?)登ることになった。斜度がきつくてスノーシューでもなかなか登れないところを、NRさんはシール付けずに登り切って、みんなから最終兵器の称号をもらっていた。

それでいつものルートに出て堰堤越えしたが、スノーブリッジが出来ておらず、渡渉する事に。少しでも高さを稼ごうとスノーシューをつけて渡渉したが、ブーツ内は完全に濡れてしまった。他のテレブーツの人達はあまり濡れなかったらしい。何か対策をとらないとと思う。

ボード2人とスキー1人のパーティーの先行隊がいたが、追いついてしまい、ラッセルをかわる。

47からそのまま降りてきたと思われるシュプールがついていて、あそこからどういうルートで帰ったんだろう、ということが話題になる。がんばってラッセルして、なんとか川を渡って、これまたなんとかがんばって林道まで這い上がってきたルートが着いていた。ところがその後、その人達に追いつく。

47のパトでした。

なんでも、47R8というR3の迂回ルートから、ボードを流したお客さんがいて、そのボードを取りに降りたんだそうな。だいぶぐったりしていた様子だった。そのパトの人は結構山も興味有る方のようで、うちらの道具とかルートとかについて、いろいろと聞かれていました。しかし、パトの方、ほんとにご苦労様でした。

ITさんところで、今回のツアーのレポートが上がっていました。
http://www6.airnet.ne.jp/teletele/2004/0125/tour.htm