ある程度滑れるようになってくると、ずらしで滑るのが難しくなるのは、斜度やコブの大きさだけでないことがわかってきます。
滑りやすさは実は、コブやラインの形状がどうなっているかが、大きな要因になります。
大きく振ってあってコブの出口が一本の線上にない
大きく振ってあるラインの場合など、コブの出口が左右にずれていて、一本の線上には無い感じになっています。
【コブの出口が左右にずれているライン】
この場合も狙っていく場所はコブの出口なので、ずらしの時に少し後ろ方向へずらすような感じで降りていきます。
逆に重なっている感じに左右にずれている場合は、斜め前方向へずらす感じになります。
縦溝のようなライン
緩めの斜度でモーグルの人が多い場合、ほとんど振られていない縦に溝を掘ったようなラインになります。
【縦溝のようなライン】
この場合、スキーを横にしてずらす場所が無いため、ずらしではとても滑りにくいラインになります。
浅く振ったずらしで、ライン内側を土踏まずからテールに掛けての部分で削りながら降りるような感じにします。
とにかく、溝の方向にそのまま板を入れてしまわないように心がけてください。
続き
回して滑る1 - コブ初心者、モーグル入門者のための、コブの滑り方(16) - モーグルとカバとパウダーの日記
前回
ずらしで滑る11 スキーを浅く振ったずらし - コブ初心者、モーグル入門者のための、コブの滑り方(14) - モーグルとカバとパウダーの日記