- コブの出口のちょっと手前に、土踏まずが来るような位置を狙ってずらし降ります。
- ずらし降りたら、ちょっとふくらんでいるところにしっかりポールを突きます。
- ずれ落ちながらピボットターンで向きを変えます。
土ふまずが黄色の円のあたりに来るように狙ってずらし降ります。
ポールを突く位置はオレンジの円のあたりを狙います。
ここで特に気をつける点は
- しっかり底まで降りる
- ピボットターンでエッジを立てない
- ラインを振らずに降りること
です。
しっかり底まで降りてからのほうが、簡単にターンできるのですが、ターンが間に合わないのではないか、という不安からか、底まで降りる前にエッジを掛けて止めようとして、それで無理矢理ターンを始動しようとしてしまう人がいます。
そうすると例の【内足で支えて外足で突っ張っている姿勢】になってしまって、ピボットターンが出来るポジションに出来ないため、外足でエッジングしてなんとか足場を作り、無理に内足を開きだしてそこに外足だった足を引きつけるような、パタパタとシュテムをする、みたいな滑りになります。
そして、外足で足場を作るためエッジングした際に、そのエッジングしたスキーが走ってしまい、それでラインをはずしてしまったり転んでしまったりします。
ピボットターンでターンしている最中に、なるべく落ちたくないという心理が働くためか、エッジングしようとして、ターン終了時点でやはり例の【内足で支えて外足で突っ張っている姿勢】になってしまう人がいます。
この場合は破綻することは少ないと思いますが、そこから一度ずらすポジションに持っていく必要があるため、動きがぎくしゃくしてしまう場合が多いと思います。
これらは、(無意識かもしれませんが)恐怖心から、エッジを立ててずれ落ちるのを止めようとしてしまう、と
いうのが主な原因にだと思います。
底まで降りる前や、ピボットターン終了時に、このような姿勢になってしまわないように注意。
次はなぜラインを振らないほうが良いのかを説明します。
続き
ずらしで滑る10-2 コブでずらしピボット - コブ初心者、モーグル入門者のための、コブの滑り方(13) - モーグルとカバとパウダーの日記
前回
ずらしで滑る9 コブを利用したピボット - コブ初心者、モーグル入門者のための、コブの滑り方(11) - モーグルとカバとパウダーの日記