ずらしで滑るのに慣れてくると自然に、スキーを斜面に対し完全に真横にしたずらしまでいかず、浅い角度で振ったずらしでも滑れるようになってきます。
このほうがずれ落ちる速度を上げることが出来、またピボットターンで回す角度が少なくなるため、ターンにかかる時間が短くなり、そこでも速度に対応することが出来るようになります。
【深く振ったずらしと浅く振ったずらし】
この浅く振ったずらしに吸収伸展動作を入れることで、モーグルっぽい滑りになります。
そして、そういう滑りをしてる一般モーグルスキーヤーも結構います。
でもこれは、スピードが上がっても滑りのスタイルとしては「ずらしピボット」のままであり、ターンの質としては低い滑りになります。
そして、この「ずらしピボット」滑りはある程度の速度までこのスタイルでいけてしまうため、この滑りでずっと進んでローカルミニマムにはまってしまうと、そこから違う滑りに抜け出すことが大変になります。
ですから、このスタイルの滑りはそんなに深く追求せず、次の、コブの中でターンを描く滑りや、コブを3次元的に利用した滑りへと進むようにしましょう。
続き
ずらしで滑る12 いろいろなコブでのずらし - コブ初心者、モーグル入門者のための、コブの滑り方(15) - モーグルとカバとパウダーの日記
前回
ずらしで滑る10-2 コブでずらしピボット - コブ初心者、モーグル入門者のための、コブの滑り方(13) - モーグルとカバとパウダーの日記