モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

ポーパスターンについて その7

オレスタイルブログ:ポーパスターン で取り上げていただいて思い出しました。
シーズン前までに考えてたのは、このその7で終了なので、これだけ書いちゃおうと思います。
その6の図も書かないと…


ターン前半は上下のターンで、後半は左右のターンでスピードコントロールするのが、理論的には最速になる?
前述のその5で書いた理由で、なるべく長い時間スピードコントロールが出来る滑りがより速い滑りであるなら、実はフォールラインからほとんどはずれないような真っ直ぐなラインより、ある程度左右のターンも使ったほうが速いのでは、と考えました。


先シーズン、ポーパスターンというかトップを押さえる感覚を磨くために、なるべく振らずに直滑降のように滑ってコントロール出来るように練習していました。
そうすると、深くえぐれているようなコブだと、左右のターンの意識はほとんどせずに、スピードコントロールすることが出来ます。ターンは、深い場所に入るためにやってる、という感覚です。

こうして左右のターンに対する依存を少なくしていく練習をしてたのですが、後になって理論的に考えてみると、それって遅くなってくんじゃないの?と思ったわけです。


トップで押さえるのはターン後半にあたるので、ターン前半は上下方向のターンでのスピードコントロールできません。
上下方向のターンだけならそこでしかスピードコントロールできませんが、前述その4のように、ポーパスターンではトップで押さえる動作の後、左右方向のターンを行います。
そこで速度が下がりすぎない範囲で、ターン前半は左右方向へのターンもしっかり行うことで、より長い時間スピードコントロールが出来る滑り、になると考えられます。

上下方向のターン、左右方向のターン、どちらも使ってトータルで必要なスピードコントロールが行うことが、滑走中に受ける力がなるべく変わらないようになり、それだけ最大で受け取る力を小さくできるだろうという考えです。


むろんたくさん振ったラインにすると、滑走する距離が伸びるので、その兼ね合いを見てちょうど良いところを選ぶ必要があります。
が重要な点は「左右のターンをなるべくしないより、必要な分だけしたほうが速い」のでは、ということです。真っ直ぐ行くだけが攻めてる滑りじゃないかもよ、ということですね。


(関連)

ポーパスターンについて その1
ポーパスターンについて その2
ポーパスターンについて その3
ポーパスターンについて その4
ポーパスターンについて その5
ポーパスターンについて その6
ポーパスターンについて その7