最近ブログ界隈で話題というと、「高橋メソッド」と「AJAX」とかがある。
仮に「高橋メソッド」を「非常に大きな文字で書くプレゼン手法の紹介」とかだと、ここまで話題にならなかったと思う。
また「AJAX」も、GmailやGoogle Mapといったサービスでみんながちょっと「おっ?」と思ったけど、「AJAX」という名前が付くまでは、このちょっと不思議な感じがするインターフェイスについて、それほど取り上げられていなかったと思う。
これは当の「高橋メソッド」紹介ページの70p以降あたりでも、少し触れられていたりする。
そして「ゲーム脳」。これも、ゲームに対してあまり良い印象を持っていなかった人たちにとって、ちょうど良い攻撃の言い訳と、語りやすいラベリングがされたから、ここまで取り上げられたのではないかと思う。
そう考えると、なにかちょっと新しいことをするとき、上手く取り上げられやすいようなラベリングをする、というのはとても重要だと思えた。
例えば、自分に関するもので見ると、postgrey+FQDNパッチ を作ってて、これはスパムの1次フィルタとしてはすごく有効に使えている。しかし、人に紹介したりするとき、この呼び名では呼びにくくて、なんかこう説明しにくさを感じる。
あと、このパッチの元になっている 阻止率99%のスパム対策方式の研究報告 も、「阻止率99%」と銘打ったことでより注目されたと思うんですが、この方式についての呼び方が決まっていないため、広まりにくいんでないかと思う。
もうちょっといいラベリングをすると、もう少し広まるんじゃないのかな?
具体的に考えてみると、阻止率99%のスパム対策方式の研究報告 では、「gabaルール」方式(こちらのサイト名 gabacho-net.jp より。ただ、gabacho だと言葉に出したときに少しはずかしめなので、短く言いやすく、GABAはなにかの略かな?と思わせて)とか。
だと、うちのパッチ当てたシステムは、gabagrey とかかな。
まあなんにしても、話題にあげやすいラベリングって大切だな、ということで。
(関連)
http://d.hatena.ne.jp/stealthinu/20041004/p3 [etc]メール脳
http://d.hatena.ne.jp/stealthinu/20040916#p3 [pc][spam]spam対策を考えていたら、結局Greylistingに行き着く
http://d.hatena.ne.jp/stealthinu/20040930#p1 [pc][spam]postgrey + FQDNチェックパッチ