モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

ぼくとオタとお姫様の物語 (TOKYO少女)

はてなブックマークの注目のエントリー経由

TOKYO少女

2ちゃんねるに書かれた、実体験を小説っぽく書いた話らしいのだけど、ほぼ普通に小説として読める。
普通におもしろい。
だいぶ長いのだけど、「電車男」みたいに小説化というか、本になる可能性が高いと思うので、流行りもの青田買いの意味でも読んでおくと良いかも。


つか、ネタじゃなくてほんとに実体験を元にしてるんだとすると、こんな事ってあるもんなの?小説じゃなくて?と思ってしまう。
たぶんこの話で自分が一番面白いと感じてるのは、最初は実体験だと思って読み進めていくと、だんだん小説だろこれ、という感じになって、自分が現実世界にいるのか小説の世界にいるのかわからなくなる、いや小説みたいな世界が現実世界なんだなと思えてしまう、ところなのかも。


(追記)

リファラ経由で

TOKYO少女 - 未来検索livedoor

から、いくつか追加情報がわかった。


元のスレは、
29ch - 女がみんな風俗嬢経験者に見える
29ch - ぼくとオタとお姫様の物語 二夜


TOKYO少女」という名前の他に、「ぼくとオタとお姫様の物語」という名前でもまとめられていて、こちらのほうが1ページになってるから読みやすいと思う。

ぼくとオタとお姫様の物語


さらに Good Rhythm Photo Diary | ぼくとオタとお姫様の物語 経由から、もうすでに書籍化の動きがあることがわかった。

『ぼくとオタとお姫様の物語』の作者を探しています


Good Rhythm Photo Diaryでコウイチさんが

ネット上で話題にならなければ、そこで終わり→出版リスク回避。
作者にとってはデビューのチャンス、一種コンクール的な役割。

2chで発表→ネットで話題に→感度の高い人からくちコミ発生→出版→マスコミが話題に(なんなら手を打っておく)→広く一般に知れわたり→大ヒット。

話題になってしまえばクチコミ&パブリシティは広告よりもはるかに効果的に浸透、広告支出も抑えられる。

もしもこれがマーケィング戦略の一環ならそれはそれで恐れ入る。

と書かれているが、自分もこれ読んでるとき、そういう意図があって書いたのかな〜、とちょっと思った。

(追記終わり)


(追記)

[N] 東京少女~ぼくとオタとお姫様の物語

ほんとに本になった模様。
(追記終わり)


しかし、終わり方が、え、これで終わりなの?とちと思った。
以下、ネタバレになると思うので、「続きを読む」にします。

オタの忠告は結局意味をなさず、そのまま行かせてしまった、ということなんだよね??
で、その後も彼女は帰ってこなかった、と。
インドからなにを運んでいたのかは、結局謎のままだったのかな?
あと、オタがインディアナ航空の搭乗者予定リストをアングラなところから入手してチェックした、というのはちょっとネタっぽいと思う。ここは脚色した部分なのかな。インターネット上から侵入というのは考えにくいと思うので、昔ながらの電話回線経由とかならまだありえるのかな?


(追記)

元スレ読むと、やっぱり自分と同じような感想を持った人は多いみたい。
物語としてならこの終わり方は納得いくというか、一番余韻の残るベストな終わり方かもしれない。
でも現実の話として聞くなら、なぜそこで意地でも止めないんだよ、と思ってしまうのだな。