ピボットターンとは、土踏まずのあたりを中心に、その場でくるっと回るようなターンのことを言います。
最終的なイメージとしては、土踏まずの真下を中心に回転するイメージになります。
普通にエッジングするターンから、徐々にピボットターンに持っていくために、まずはポール(ストック)を突いた場所を中心にして回るイメージではじめてみます。
- ポールを、斜面真下方向の、少し離れた(最初は1m位から)位置にしっかり突きます。
- ちょっと腰を伸ばし気味にして、ポールにもたれかかるようにな感じにします。
- 同時にスキーをフラット(雪面に対して水平)にするように意識します。
- ポールを突いた場所を中心に手で支えて、コンパスで円を描くようにくるっと回ります。
【後日、上から見た説明図を書きます】
くるっと回ることが出来たら、徐々にポールを突く場所を足元に近づけていき、足の真下で回転するイメージになるようにしていきます。
最終的には、かかとからテール側に20cm、スキーから20cmくらい離れた位置にポールを突く感じになります。
【後日、上から見た説明図を書きます】
普通のターンのようにエッジを立ててターンをするのではなく、スキーをフラットにする意識でやります。
ポールにもたれかかるとき、少し上下動使って抜重してやると簡単です。
ターン中、スキーは密脚(足と足の間がせまい、くっついている状態)にしていたほうが簡単なのですが、最初はプルーク(ハの字)になっていても良いです。
両スキーをくっつけて一枚のスキーのようにして扱うような、モノスキー(ボードのように一枚のスキーの上に、二つビンディングがついているもの)をイメージしてやるとやりやすいです。
※もっと上手い人、一緒に行って教える人向け
スキーをフラットにすることで、簡単にくるっと回ることが出来る、ということを体感してもらうことと、重心を谷側に投げ出すことでスキーがフラットになることを感じてもらうことを狙っています。
そのためにポールを補助として利用しています。
出来る人は、なるべくポールや上下動などの補助動作を使わずに、どれだけスムーズに小さくその場で回転できるようになるか、をやってみましょう。
なれてきたら半回転だけでなく、一回転や連続回転をしてみます。その際もなるべくポールを使わないようにしてみましょう。
フラットがしっかり出せると、くるくると回転することが出来るようになります。