モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

ずらしで滑る6-3 ピボットターン - コブ初心者、モーグル入門者のための、コブの滑り方(21)


ピボットでうまく「土踏まずの真下を中心に回転する」が出来ないという人向けに、追加の内容です。
整地でのスキー自体はそれなりに滑れるのだけど、コブは苦手で、普段ずらしで滑ることはもうあまりない、という方に参考になると思います。


ピボットだと、あまりトップを谷に落とし込むって意識しません。
単にくりっと回す、という意識だけになります。


整地を横ずらしで降りていくとき、板をほぼ完全に斜面にフラットにするという意識でやってみてください。
すると、ぜんぜんエッジが立ってないんで、ストックで回転力付けてやると、その場で方向変わりますよね。
板はフラットなままなので落下方向の速度はそのまま変らないで、板の向いてる方向だけかわる、という感じです。


長いことスキーやってる人だと、昔まだモーグルやってる人が多かった頃、モーグル初級者ぐらいの人が、板をフラットなまま、板の向きだけくりくりまわして、ウェーデルンもどきしてたのとか見たことないでしょうか?
あれは結局、普通のターンではショートターンが出来ないから、ピボットでショートターンもどきをしていたわけです。
それみたいに、緩斜面で、ターンのどの中でも板をずっとフラットなままにして、斜面を一定速で落ちていく中で、板の方向だけが変ちゃう、進む方向は変らない、というのをやってみてください。
板は左右30°くらいずつまで振るだけで、90°まで振らずにやると楽だと思います。
ストックは、ブーツがずれ落ちていく先の、30cmくらい先のところ突いてみてください。


やりにくい方は、今ではあまり使われなくなった、捻りの意識を使うとやりやすくなります。
上体はずっとフォールライン向いていて、腰の捻りで板をフラットにしたまま板の方向を少し横に向けます。そのまま捻りのエネルギーを使って戻して逆方向向ける、という感じです。
その時、土踏まずを体の真下にあるように注意したほうが簡単に回せます。体の真下から離れるとエッジが立ってしまって、ピボットではなくターンになってしまう(進行方向も変ってしまう)ので。


結局、ずらしの滑りってどこでもエッジングしない、ずっとフラットにし続けてる滑りなんですよね。
エッジングしないんで、板もずっと重心の(鉛直方向の)真下のままでずり落ちていきます。


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コブ初心者、モーグル入門者のための、コブの滑り方 - モーグルとカバとパウダーの日記