自分は結構前から仕事用のメインマシンもノートにしていて、Dynabook SS 3440 という東芝製のノートPCをもうまる5年使っていました。
これはP3-500に192Mつんでいるのですが、最近 coLinux 動かしつつ、Becky!とSleipnirとが起動してると、メモリが足らなくて、たまらん遅さになっていました。
たぶんメモリさえ増やせればだいぶましになると思うのですが、ハード的に192Mで最大のため、なんともならない状況。
で、ついに新ノートを購入することにしました。
タブレットPC dynabook SS M200 の海外版 PORTEGE M200 02QH1 PPM21Z-02QH1 を日本語キーと日本語OSに換装してあるというちょっとあやしいマシンです。
でもだいぶ安くて、税込で\179,800でした。
これ、東芝の定価が40万して、価格.comとかで最安値を調べても20万くらい(ec-current.com)してるので、それより2万くらい安いです。
ただ普通の日本向けだと Microsoft OneNote というアプリがついてくるのですが、これにはついてこないので、OneNote が必要な人にはそんなにお得じゃないかも。OneNote は高くて、2万くらいするので。
通常だと512Mメモリなので、512M増設して1Gにしましたが、それでも20万を切る 192,600円 となりました。
主なスペックは M725-1.6G、メモリ512M、12.1インチSXGA+、2.1Kg といったところなのですが、なんといってもタブレットPCであることが特徴です。
自分がノートを選ぶとき、その時点で現実的に選択可能な中で、なるべく液晶の解像度が高いことを条件にしています。
なので、SXGA以上のもので探していたので、レッツノートY4 (CF-Y4G)も候補にしていました。こっちのほうがDVD-Rもついてるのに軽くて良いのですが、やっぱどうせならとタブレットPCにしました。
実はだいぶ昔、ペンコンピュータ向けの開発をしたことがあります。ちょうど、第一次ペンコンピュータブーム、と言われる時のことです。
たしか93年ごろだったと思うのですが、NCR3125というペンコンピュータ向けに、ペンコンピュータのアプリケーションコンテストがあって、それで入賞して賞金いただいたのでした。
「らくがき糸でんわ」という名前で、ペンで書いた落書きや文字がそのままRS232C経由で、もう一台のペンコンピュータに表示されて、筆談が出来るというものです。232C経由なので、電話回線経由で接続して、遠方との筆談をイメージしていました。
まあ今で言うと、メッセンジャーに付いてくるホワイトボード機能になりますね。
ちなみに大賞は、普通のビジネスアプリケーションの入力ツールみたいなので、なんかこれは時間的に考えて(正味1ヶ月くらい？しか時間なかったので)最初から作っていて、出来レースでないの？という感じがしました。
もう一つの入賞はペンを使って習字を書くというアプリで、こっちはペンの特性を生かした面白いソフトで良かったです。
まだインターネットは一般にはまったく普及しておらず、パソコン通信の時代で、Windows95 どころか Windows3.1 すら普及していない時代でした。
NCR3125もPenDOSという、DOSにPenアクセス用のAPIをひっつけたものを使っていました。その後 Windows for Pen だとか、PenPoint だとかいろいろありましたが、結局はペンコンピュータは流行りませんでした。
この時以来ずっと、ペンというインターフェイスには惹かれていて、とうとうタブレットPCを買ってしまった、という感じです。雀百まで踊り忘れず、というとこでしょうか。
ちょっとあの当時の情報が無いか検索してみましたが、ほとんどひっかかって来ませんでした。
インターネット普及前と後では情報量が違いますね。
しかしあれ、80万もしたんだなあ。
デジタル環境の発達史1992年 - マルチメディア／インターネット事典
3月 日本NCR、本格的日本語手書き入力パソコンNCR3125ペン・コンピュータを発表
3月 日本NCR、386CPU搭載のノート型ペン・コンピュータNCR3125を発表
3月 Compaq Computer社(米)とIntel社(米)、486DX2を共同開発
3月 Microsoft社、MS-Windows 3.1を発表
大きさはA4サイズ，厚さ25mm，重さ1.8kg，823000円。
