モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

唐松岳から、Dルンゼ、唐松沢滑走

この日は久々に、manabeさんと登って滑ることになり、八方から唐松岳まで登って、唐松のDルンゼから唐松沢へと滑りました。


7:30に第5Pで待ち合わせて、車をデポしたりして、8:30くらいからリフト上がりはじめる。
ゴンドラ前でも山装備をした人達が結構いて、途中まではだいぶ登ってた人が多かったです。なぜか、メトロンを持ってた人がいました。あれは試乗用なのだろうか。
9:00ちょうどから、八方池山荘前、約1,800mからハイクアップ開始。
空は完全に晴れ渡っていて非常に良い天気、そして暑い。風もほとんどない中を、なるべくペースを早めないようにして登る。
シールで登るのはこれでまだ2度目だけど、背中が軽いのはやっぱり楽。五竜とか八方もガラガラまでくらいなら、スノーシューでもあまりかわらないと思うが、長い距離登るとなるとシールのほうが良いようです。
9:50には八方池に到着。さらにずんずん登って、11:30すぎには尾根が岩場になってきたので、アイゼンに切り替えて板を背負って登る。
それまでは無風のために暑くてたまらなかったが、このあたりからは多少風も吹いてくれてちょうど良い感じ。
12:30にやっと唐松岳山頂2,696m着。高低差約900mを3時間半という感じでした。


で、1:00すぎから滑り出し。Dルンゼという、唐松の頂上から少しだけ北側に降りた、三峰との間のところ。沢から見て真っ正面に見えるところになると思う。
出だしは急斜面なのだけど、広いからあまり急さがわからない。45度以上あるということだが(斜度をカシミールで調べてみると平均で37度くらい)、斜度感覚が麻痺してしまう。そしてその斜度のバーンが結構長い間続く。
雪はさすがにパウダーではなくて、軽くクラストしたような春雪というか、見た目より難しいコンディション。エッジがかかって回りすぎと思えば、はずれてずり落ちたり、という感じでなかなか波に乗れないというか。斜度があるせいで、エッジかませて滑ると、斜面に対しての傾きが大きくなりすぎる(だから意図せず手を擦ってしまってたりする)というのもあると思う。
このへんはmanabeさんも同様で二人してだいぶやられてましたが、ある程度降りてきて、雪が緩んできて斜度も緩くなってきてるところではまあまあ快適。
添付した写真はその急斜面のところをmanabeさんが滑走中のものなのですが、これだけ見るとすごくいい感じ。でも、このあと足元から少し雪崩れたので、状況を確認しながら滑りました。


斜度が緩くなってきたあたりで、雪もだいぶ重くなってブレーキがかかりまくる状況になりました。
まだ滝が出ていなかったため、登ったりすることはなく順調に降りれましたが、スノーブリッジは無くなっていたため渡渉することに。
今回は、厚手のビニール袋を持っていったので、それを履いてみました。一番厚手のやつを買ったのですが、底に穴が空いてしまって水は入ってきました。しかし、こないだのようなぐちょぐちょの状態にはならず、つま先がちょっと濡れたかなくらいで、だいぶマシでした。この調子なら、シューズカバーとビニール袋の2重でやれば、十分使える装備に出来そうに思いました。
林道も途中からデブリで埋まってたり、雪が無くなっていたりしていたので、結構歩いて、なんとか15:00すぎに二股へ下山。
二股からはほんと遠くに唐松山頂が見えて、よくまあ、あそこまで1日で行って帰って来れるもんだなあ、と思いました。


結構やっつけられたけど、非常に充実したスキーでした。


(追記)
国土地理院 地図閲覧サービスから、八方、唐松岳、唐松沢のあたり
http://watchizu.gsi.go.jp/cgi-bin/bl.cgi?b=364116.92&l=1374513.87