モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

八方沢

この日は、id:manchanと一緒に八方の南斜面、八方沢を滑りました。


超カバさんとmanchanと大渚山あたりに行く予定だったが、超カバさんが仕事で行けなかったりしたんで、manchanと二人で八方登って、状況を見つつ南か北斜面降りる、という話に。
超カバさんの話では、ピットチェックして大丈夫そうだったら南斜面で、八方沢のあたりとかもいいと思うよ、ということだったので、とりあえず登ってから考えることにしました。
10時くらいに八方池山荘につくと、すごい数の人たちが登ったり登る準備をしてたりしてました。板をザックにこうつけるんですよ、みたいな講習をしてる団体さんがいたりして、とにかくすごい人数が北面に入ってるんだろうなあ、という感じです。


前日の晩に重い雨っぽい雪が降ってたので、ゲレンデも10cmくらい?そういう重い滑らない新雪が積もっていましたが、登っていってもやっぱりちょっと重い感じ。風もそんなに無かったようでした。
天気は快晴で白馬の山々も良く見えて、風もほとんどなくてさくさくと快適に八方第二ケルンまで登りました。
やっぱりすごい人数が北斜面に入って行っていたんで、南斜面いけるかピットチェック。30cmくらいのところに氷の層があって、そこがちょっと弱くなってるものの、シャベルテストでこぶしでゴンゴン叩いても崩れなかったんでまあ大丈夫だろう、ということで南斜面を滑ることにする。


manchanは超カバさんと3回くらい来てるらしいのだけど、自分は八方の南斜面は初で、いっつも一ノ背髪からの帰りの林道でデブリ見て、八方の南斜面は恐いな〜、と思っていたこともあって慎重に行こうと思った。
とりあえず、一番最初、八方沢へ降りる大きな急斜面を滑ったんだけど、もうこの時点でだいぶ重め。でもあの大きな斜面をだれも滑ってないところにシュプール付けれたんで、それはそれで満足度が高い。しかし、この時点で重いとか言ってる場合ではなかった。
manchanもテレターンで降りてくるものの、スピードが出ないで斜度が緩くなってくると直下らないと行けない感じ。ZAG使ってる自分は、トップの広さのおかげでだいぶ楽させてもらっている感じだった。


で、そこから先はほぼ全て修行。まさに生コン状態。ところどころ柔らかめの生コンがあるんで、そういうところはまだ滑れた感じ。すごく後ろに乗ってやるとまあなんとか行ける感じだった。
あと、八方沢はずんずん狭くなっていき安全地帯無し。左右どちらからもデブリが落ちてきてる状況。あまり新しいデブリはなかったんでまだ安心感があったが、ハイシーズン中は迂闊に入れないだろうなあ、という印象だった。
なるべく長めに滑って尾根になっているところで無線で連絡取りつつ、一人ずつ滑ってなんとか下まで。
下の方にきたら、直下りでもなかなか落ちていってくれない雪で、だいぶ足が鍛えられました。
しかしまだアルペンの自分はましだったみたいで、テレだとテレマーク姿勢取ると抵抗が大きすぎ、かといってアルペン滑りはブレーキかかったときに前につんのめりそうになる、で大変だったみたい。テレの金具で、一時的にヒールをロックするようなのってどうかな。


デポしてなかったんで、みそらののあたりから八方へ巡回バスが出てるだろうということで、47駐車場の向かいからてくてく歩いていく。
1時間くらい歩いてエコーランドの手前まで行くが、バスが来そうな雰囲気もなかったため、ブルーマウントのオーナーに泣きついて、岳美山荘まで送ってもらいました。ほんと助かりました。


なかなか大変な山行でしたが、苦労した分だけ記憶に残る一日だったなと思います。


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