Rauru Blog » Blog Archive » 受信者をレーティングするSpam対策技術
メール受信者に reputation をつけてレーティングする っつう逆転の発想で作られてます。
各メールサーバ・メールクライアントに、Spamフィルタプログラムを埋め込みます。そして、各ユーザの Spam被害率 を調査し、データ化します。Spam ばかり受け取ってるユーザは Spam被害率が高い。ここまでが事前準備。
さて、いよいよメールがやってきました。ReceiverNet のフィルタは、このメールの送信元IPアドレスを調べ、そのアドレスからメールが来たことを ReceiverNet 中央サーバに申告するとともに、そのメールが Spam かどうかを問い合わせます。
ReceiverNet では、送信元IPアドレスから最近他のユーザにもメールが届いてないか、届いてるとしたらSpam被害率との関係はどうか、てのをDB検索します。そして
Spam被害率の高いユーザよりも低いユーザの方に多く届いていたら、問題無し
Spam被害率の低いユーザよりも高いユーザの方に多く届いていたら、Spam
と判定するんだそうな。
この逆転の発想がすごく面白い。
スパムを見つけるためというよりも、誤検出を減らすために使ってるような印象を受けた。
これに刺激を受けて、なんか新しい手法考えられないかと思ったんだけど、なかなか良い案は浮かばず。