自分はこれ読んでとても感動したので、ぜひ読んでみてほしいです。
特に子どもいる方だとすごく共感してもらえるのでは、と思います。
僕は今まで、自分以外の人間のことを考えたことがなかった。僕が彼女のことを考えるときも、僕にとっての彼女という形でしか考えてこなかった。僕は傲慢で、意固地で、いやらしい人間だ。だがあの瞬間、彼女が自分の体の中の写真を見せた瞬間、僕は自分の人生が終わったことを理解した。僕の人生は、もう僕のものではない。僕はようやく、僕というこの重荷を放り出していいということを理解した。僕の命は、君のためにある。そして彼女の命もまた、君のためにある。
この感覚が自分はすごくよくわかりました。
子供ができるまでは、自分が誰かのために身代りになって命を差し出してもよい、というのは実感としてつかめてなかったと思うんですが、もし自分が身代わりになって子供が助かるのなら、身代わりになってもよいな、というふうに自然に思うことができるから。
やっぱDNAに書いてあることには逆らえないようにできてるんですね。