以前、同一トラックバックやコメントの総数を数えるというコメント・トラックバックスパム対策を書いたのですが、これってスパムメール対策でいうところのDCCと同じだな、という事に気がつきました。(遅すぎ)
Distributed Checksum Clearinghouse
DCCとは、メールのチェックサム(シグニチャ)を取って、それで同一内容のメール数をカウントし、一定数以上になったらスパム認定する、というものです。
モーグルとカバとパウダーの日記 - 大手ブログサーバ向けトラックバックスパム対策方法
モーグルとカバとパウダーの日記 - トラックバック・コメントスパムの対策
モーグルとカバとパウダーの日記 - MicrosoftのスパムWebページを識別する手法
読んでもらえるとわかると思いますが、全く同じコンセプトです。
メールの場合、メールマガジンとかメールニュースとかあるので、その誤検出の問題がありますが、コメントスパムやトラックバックスパムの場合は、ほぼ誤検出は無いと思いますので、非常に有効だと思います。
さらに、コメントスパムとして認定されたコメントに含まれるURLはURLBL入りさせる事もできるでしょう。
実装する場合も、DCCの部品をそのまま利用できるので、手間も減ると思います。
ただ、この手が使えるのが、多数のブログを持っているところじゃないといけないのですよね。
どっかでパブリックなコメント・トラックバックスパムのDCCサーバ+URLBLサービスを立ち上げてくれれば良いのだけど…