モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

Postfix 2.3 で sleep 中に相手が切ったらこっちもすぐsmtpdが切れるパッチ

Postfixのtarpitting(sleep)の効率を上げたいで書いていたパッチを書きました。
最初は無理かと思ったんですが、Postfix-MLでご助言いただいて、なんとか望んでいた動作をするものを作ることが出来ました。
まだできたてほやほやで、まだ運用実績無いので、自分とこのサーバと、あと知人でStarpit導入してるところなどに頼んで、ある程度運用実績出来たら公開したいと思います。


これ、単にsmtpdのプロセス数増を押さえるだけじゃなくて、相手が切れるまでの時間をログに残すことが出来るため、客観的なデータから、遅延を掛ける時間を何秒にしたらよいか、ということを割り出すことが出来るようになります。
現在は、遅延させる時間を変えて試した時の拒否率などから、だいたいこのぐらいかな〜、というのを経験的に出してるだけだったので、自分的にはこっちのほうが注目点です。
まだぜんぜんデータ取れてないんですが、30s以内できっちゃうところが多く、50sも掛ければほとんどの場合は排除されてるみたいです。このパッチで切断を検出できない場合はだいたい1割〜2割という感じです。


7/14現在テスト中なので、もう少し運用して確認取れたら公開したいと思います。
もし試されたい方は、私宛にメールいただければお送りしますので、人柱になりたい方はご連絡下さい。


(追記)

複数の環境で運用して、どうやら安定して動いているようでしたので、公開しました。

モーグルとカバとパウダーの日記 - Postfix-2.3でsleep中に切断されたらすぐに終了するパッチ


(関連)

モーグルとカバとパウダーの日記 - Starpitでほぼ誤検出無く98%のスパムを排除
モーグルとカバとパウダーの日記 - Postfixのtarpitting(sleep)の効率を上げたい