ええと、また政治ネタですが。
ブログなどで今回の選挙結果について、小選挙区制の弊害で得票率と議席数が合わない、自民が大勝したのは世論を反映してない、というような批判を書いている人をみかけました。
具体的にどのくらい反映されていないかは、下記の記事を参照するとわかりやすいです。
衆院選:自民圧勝、得票率と議席数がかい離する小選挙区制 - MSN-Mainichi INTERACTIVE 今日の話題
でもこれってなんというか、天に向かってつばを吐いてるというか、ここでもまた自爆か?というか。
小選挙区制を導入して、二大政党制に向かわせようとしていたのは、小沢氏をはじめとする民主党の中核にいる人たちであり、小選挙区制になってからは、そのおかげでもって他の政党の票を食いまくって大きくなってきたわけです。
そういうことを知らずに、ほんとうは民主党がもっと議席をとるはずだった、とか言ってるんでしょうかね。
さすがに民主党の人自身が言ったら大笑いされるでしょうから言わないと思うのですが、これまでの数々の自爆を見ていくと、やりかねんなあと思ってしまうところが、今回の惨敗を説明している気がします。
こちらのエントリーの最後のほうにも、
選挙が終わったとたんに「日本の民主主義これでいいのか?」とか「小選挙区制度に問題がある」などの発言をちらほら見かけました。7割弱という投票率で行われた選挙の結果が、自分の思うものにならなかったからといって否定するというのは、それこそ民主主義ではありません。
と取り上げられていましたが、全くその通りでしょう。
勝ちやすいようにルールを変更してこれまで勝ってきたのに、負けたらルールのせいにするでは、なんともなあ、と。