ぷららのWinny遮断は、通信プロトコルの中身を見て、遮断するかどうかを判断するために、これは通信の秘密に抵触するということで不許可となったらしい。
自分は、総務省のこの判断は正しいと思う。
これを許してしまうと、通信内容を見てプロトコルを規制するというのが、なし崩し的に行われるようになってしまう懸念があったと思うので。
スパムのフィルタについても、通信事業者には電気通信事業法が足かせとなってなかなか大胆な対策をとりにくいが、その関連の判断とも一貫した判断であるとも思う。
ISPとしてはWinnyのトラフィックを減らしたいから、最近のWinny等の情報漏洩問題を背景にWinnyの規制を進めたいというのは、心情的にはわかるんだけど、やっぱりそういうもってきかたは正しくないと思ってたんで。
WinnyなどのP2Pのファイル共有ツールの問題は、もっと強力で、かつ暴露ウイルスや情報漏洩への対策のなされた、次世代のファイル共有ツールで置き換えをする以外には、根本的解決は出来ないのではないだろうか。