モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

新潟県中越地震とマスコミについて

void GraphicWizardsLair( void ); // より、

はてなダイアリー - 天漢日乗

新潟県中越地震の、特に支援の様子をまとめている日記。


ここで、マスコミがコンビニ等で食品や携帯用の電源などを買い占めたり、支援の物資を自分たちが使ったりしている、ということを読んだ。

さらに、マスコミが被災地区の奥まで入り込んで動けなくなってしまい、自衛隊のヘリに救助してもらったとのこと。

確か神戸の震災の時には、ヘリの音がうるさかったせいで、瓦礫の下に埋まってしまった人の声を聞くことが出来なくて、すごく迷惑した、という話があったと思う。


Irregular Expression: 何がムカつくって

「被災者に情報を!」って嘘ばっかり言ってるんじゃねえ。「被災者の情報を(放送してがっぽり視聴率稼ごう!)」だろ。


まさしくその通りだと思う。

彼らマスコミは、大義名分は被災者や国民に情報を流すため、と言ってるが、それならなぜ何社も大挙して押し寄せ、「良い絵」を撮るために競争する必要があるのか。
こういう災害などでは、各社共同で1チームだけが取材に当たるべきではないか。それで余った人手やら機材やら金やらは、被災地への支援ボランティアに回せばよいのに。
結局は視聴者が見たい、と思うような被災地の映像を撮ることで、自分たちの視聴率が上がること、ひいてはそれで収益が上がることを求めているわけだ。

はっきり言って人の不幸をネタにして稼いでいるくせに、大義名分だけはきれい事を言う、というところが非常に腹立たしい。


(追記)

Irregular Expression: 何がムカつくってトラックバックリストより、

Bloged Maniac Enthusiasm: 外道が作ってヤクザが売る

にいろいろな情報がよくまっていてお勧め。
特に最後の、ヘリの取材規制についての話は多くの人に知って欲しいので、引用させていただきます。

じつは、阪神大震災の後、政府(国土庁防災局)の中央防災会議の専門委員会で、国の防災基本計画の見直しが行われ、被災地上空のヘリコプター取材規制について論議されたことがある。

マスコミ各社が「ヘリによる報道は、災害規模や被害状況の全体的把握を可能にし、救助・救援などの対応準備に大きな役割を果たした」と猛反対し、結局は安全運航、騒音対策を定めた 日本新聞協会 の「航空取材要領」に基づき自主規制を行う仕組みがあるという屁理屈で、取材規制が防災基本計画に盛り込まれることを回避したのである。

明らかに、今回もこの自主規制は行われていない。絵に描いた餅、机上の作文であることは、以前から識者が指摘するところだ。「なにぶんにも初めてのことじゃから」の阪神大震災から9年、行動の面では何も進化がないどころか、退化しているのが新聞をはじめとするマスメディアだ。こういうメディアに政府や地方行政当局を責める資格はあるのか? 銀行業界や証券業界を笑えるのか? はたまた、三菱自動車雪印を‥‥