モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

屋内LAN配線

家の工事で、屋内LAN配線については自分でやる!と言ってたのですが、こないだやっと配線を行いました。


LAN配線はそれほど頻繁ではないにしても普段自分でもやってるので、その分工賃浮かそうと思ったんですが、フリーアクセスのところやサーバにとりまわすのとは、全く別の知識が必要になったのでそのメモ。


まず、家の壁中に配線すること、建ててから15年くらいはリフォームせずに使うであろうこと、というのが非常に大きなファクターとなりました。
今普通に家庭内で使われてるものだと100Baseか、ちょいマニアックなところで1000Baseという感じだと思います。
じゃあ1000Baseで入れておけばよいかというと、今の状況で良くても15年後には全く時代遅れになってしまうと考えられるので、15年後でもある程度使えるものを入れておく必要があります。


15年後を考えるとき、逆に15年前のLANを思い出してみました。
93年頃だと10Baseがいいとこで、インターフェイス的にも10BaseTすらそれほど一般的じゃなく10Base2とかのほうがまだ使われてた気がします。
今1000Baseが標準とすると、ざっとみて15年で100倍の速度が標準にはなっていると考えられます。
ちなみにWANは、93年当時だとISDNの64Kbpsが最速だとすると、現在は光で中央値40Mbpsぐらい?だと思うので、15年で600倍くらいです。
となると15年後には1000Baseの100倍で、100GBaseが標準になると予想したんですが、現時点で100GBaseを導入できる線はなくて、カテゴリ7でも10Gまでです。
しかも、最初は100m巻きの線を買ってきて、現場で圧着結線しようと思っていたのですが、カテゴリ6e以上になってくるとシールドが出てくるんで、一般人が現場での結線するのはあまり現実的ではない、との記述も見かけました。
15年後、少なくとも20年後には光が家庭内LANの配線として一般化している可能性も考えられます。


ということで、入れる線自体は無難にカテゴリ6(1000Base)*1にしておき、あとから線自体を交換できるよう、管を通すことにしました。
この管は、PF管とかCD管とかいうもので、大きなホームセンターとかでも扱いがあります。
自分は綿半の長野長池店でCD管を買ったのですが、20mで1500円とかだったと思います。


これをLANのコネクタを付ける場所から床下まで配管しました。
管はフレキシブルなんですが結構固いので、LANケーブルを直接配線するよりは大変ですが、思っていたよりは全然お手軽でした。でも、管のねじ止め用に電動ドライバーがあったほうがいいでしょう。
うちの場合、床下が高くてアクセスしやすいため、床下まで配管されていればそれ以上CD管を通す必要が無かったのですが、そうでない場合は最終的にハブを引くところまで管を引きまわす必要があると思います。
また、あまり曲げていなくても、LANケーブルを押し込んで管を通すのは徐々に厳しくなり通らなくなるため、長い距離を引きまわす時には、先に管にLANケーブルを通してから配管したほうが無難かもしれません。もしくは、先に針金みたいなので通しておいてから、それで引っ張るとかが必要になると思います。


あと実は、最終的にRJ45のメスのコネクタとの接続、という工事が残ってるんですが、どういうコネクタが準備されるかがまだ未定なんで、そこはまた工事をしたら追記したいと思います。
てか、カテゴリ6対応のコネクタになってるか、確認しないとまずいよな…

*1:正しくは1000BASE-TX、10GBASE-T