モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

漏電してないのに床暖から漏電

土用の夜に洗い物をしてたら、シンクから少しビリッと来ました。
ん?と思ってもう一度小指のあたりを近づけると、やっぱりビリッと。


これは漏電してる??と思い調べようと思ったんですが、うちにはデジタルテスターはあるけど漏電チェッカーないし、どうしようかなと思い、父に電話。
放送局で電気技師をしてたから、強電や弱電は自分よりぜんぜん詳しい、つかプロなので、とりあえず漏電のチェック方法について指示をあおぎました。

で、銅の棒のようなものを30センチくらい地面に刺して、そこから線を引っ張って、そのアースとシンクとの間の電位を測って、漏れてるか確認すれば良い、とのこと。
もう夜10時も回ってたんでどうしようかとも思ったんですが、漏電したまま火事になってもまずいので、犬を原っぱで留めるための鉄の杭みたいなものと、あと同軸ケーブルがあったので、それでアースを作り調べてみました。


すると、なぜか0V。短絡をチェック出来るモードにすると、ピーと鳴ります。
つまり、シンクは完全にアースと同じだということになので、漏電していないということになります。

なので、自分がビリッとしたのがおかしいのか?と思って再度さわってみると、やっぱりビリッとする。
テスターが壊れてるのかと思い、コンセントで測ってみるとちゃんと100Vとなりました。また、アースとコンセントで測ると、片方は100V、片方は0Vと、ちゃんと測定される。(ちなみに、わざわざアース作らなくても、ちゃんとコンセントがアース取られてるなら、コンセントから測っても良いと思います。)


うーん、不思議だ… なんで漏電してないのになんでビリッとするんだろう??
と思ったんですが、あと可能性があるのはもう一方の電位が高いためしかない、と思いつきました。
つまり、自分自身の電位が高いのではないかと言うことです。


早速測ってみました。
すると見事に43V。

なんで俺が43Vもあるんだよ… と思いましたが、シンクと自分、アースと自分で測ってもやっぱり43V。


あせって再度父に電話。再度指示をあおぐ
で、床にはなにか入ってないのか?と聞かれたので電気蓄熱タイプの床暖が有ることを話す。

そこで、フローリングの床の上に立ってたんですが、下に乾いた座布団を引き、その上にビニールひいて測ったところ38V。
完全に絶縁したにもかかわらず、少し減っただけです。
で、テーブルの上に乗って測ったところ、今度は8Vに落ちました。


という観測結果から予想されたのは、人間がコンデンサの端子になって電位が上がってるんじゃないの?ということ。
つまり、床暖に入っている線(200V)が平面の端子になってて、それに電圧が掛かっているため、その逆側、この場合は人間がもう片方の端子になってしまって、意図せずに大きなコンデンサが作られてしまい、それで電位が上がってるのではないかということです。
それだと、絶縁されてても電位が上がったり、床から距離が離れると電位が下がる、という説明がつきます。

そこで、床暖のブレーカーを切ってみると、やはり電位は0Vになりました。
だから、コンデンサ説が正しいかはどうあれ、床暖関連からの漏電であることはわかりました。


しかし、今まではこんなことは無かったので、なにかの理由でこうなったと考えられます。
今まで床の下面側に200Vが来ていて、上面側にはアースが来ていた場合、電気工事したときに極性を反転してしまうと、こういうことがおこりうるかと思います。
もしくは床暖のスイッチが一部壊れて、両切り(回路への通電が、電圧の掛かってる側もアース側も切る)だったのが、片切りになってしまいアース側だけで切れてしまっている、とか… これはだいぶ苦しい?


結局、日曜日に電気会社呼んで調べてもらったんですが、来た兄ちゃんもぜんぜんわからず、とりあえず状況だけ確認して帰って行っただけでした。とりあえずこれまでに工事した記録を確認してもらうことになりました。
現在は、(市営住宅なので)役場にも連絡して、状況を話して、とりあえず双方で必要なことを調べましょう、ということになったところです。