モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

マイマイガがタイヤ好きな理由

今白馬では、というか少なくとも長野の大町〜小谷に掛けては、マイマイガが大発生しててコメリに行っても殺虫剤が売り切れてて買えない状況になってます。


うちも、庭に大きなどんぐりの木が生えてるので、そこからマイマイガの毛虫どもがぶらーんってぶら下がってくるため、いくらぶち殺しても次々に湧いて出ます。


週末、庭の草刈りをしつつマイマイガの駆除にいそしんだのですが、そこですごく疑問に思ったことがありました。


それは、なぜかやつらが「車のタイヤに集う」ことでした。


一つのタイヤに何匹も集まっているのを、みんなスコップとかで殺すのですが、ちょっと草刈ってまた見るとすでに数匹集まってる… という状況。
よく家の側壁の、下のコンクリ部分(白馬だと雪積もる分を考えて床を高くするので1m近く上げてあるのですがその部分)にもよくひっついているため、あったかいところが好きで集まってくるのだろうか、思っていました。


が、草を刈ったところから出てきた毛虫たちが、みないそいそと電柱に登っている、しかも大急ぎで、というのを見て思いました。
こいつらはたぶん、地面に落ちたら次は高いところへと登る、という習性なんだろうなと。


そういう単純な行動様式なのだと考えると、いろいろ説明が付きます。

特に、タイヤはわかりやすくて、やつら上へと登ってるつもりがいつの間にか下に向いてるもんで、また登りなおして、みたいにしてみんな「タイヤトラップ」にはまってしまって集まっちゃうのでしょう。

家の外壁コンクリ部分も、そことその上の外壁部分の境目に返しがついているので、それより上にいくのが難しいため、そこで横に移動したりしてるうちに疲れて休む、みたいな感じのようです。


ああやってぶらーんって糸引いて落ちてくるのは、一つの木に沢山たかって葉っぱを食いつくす前に、他の木にも分散するため、一度落ちては高いところに登る、という戦略なんだろうなと。


さて、そう考えると、その習性を利用した「マイマイガホイホイ」も作れるんじゃないの?という気がします。

例えば、ペットボトルの上の部分を切って、中にママレモンとか入れといて、奴らが縁まで登って中に落ちてくれたらそのうち死ぬ、みたいなの。

そんな都合よく落ちてはくれないかな?


(追記)

実際にペットボトルで罠作って試してみたのですが、まーったく引っかからず。
奴らは葉っぱにひっついたりできるので、その程度の罠ではぜんぜん落っこちてくれない模様。
負けた気分です。


でもタイヤトラップには続々とはまってくれるわけで、単に登っちゃうだけじゃなくってやっぱあったかいところにも惹かれるとか、他の要因もあるのかなあと思い、次は古タイヤでも試してみることにしました。

古タイヤで集ってくれれば、あとはこないだ買ったスーパーガジェットで全滅させられるので。


そうそう。スーパーガジェットお勧めです!
結構でかくなったマイマイガでもさっくり死んでくれます。
その場ですぐ死ぬわけじゃなく、死ぬまで1分くらいはかかるので注意。


高いところをどうやって探してるのだろう?視力悪そうだけど、大きなものくらいは見えるのかな?と思って、Webで芋虫や毛虫の視力について書いているものを探してみました。

もしこれが目なら、毛虫ってほとんど視力0なんでしょうか : 昆虫ブログ むし探検広場
http://insects.exblog.jp/2988309/

どんなふうに見えているのかはよくわかりませんが、たぶん、モノを見分けるというよりは、光を感じる機能が主なのではないかと思います。

ということで、大きなものを選択的に登ってるという可能性は結構低そう。
やっぱ手当たり次第登ってる可能性が高そうなのと、あと、自分はさっきまで登ってた、みたいな記憶時間が決まってて、それで低いものからは降りれてるのではないかなあ。