「iPhone」海外で盗まれ、100万円の利用料請求が来た 契約者が支払わなきゃいけないのだろうか : J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2014/02/27197898.html
これ、iPhoneを盗まれた方が利用停止処置を掛けるまでの半日の間に、高額な通話利用をされたというものです。
実はこの件のRTを見てて「うわー、リアル世界にもとうとうこの手法が導入されたのか」と感じていました。
「海外で盗まれ」とか「iPhone」とか書いてあるために、そういう条件が必要なのかと思ってしまいがちですが実は関係なく、日本の普通の携帯電話からでもこれが起こりうるはずです。
以前エントリーに取り上げたことがあるのですが、ネット世界ではIPフォンのサーバをクラックし、そこから特定の国際電話を掛けることで、金銭インセンティブを得るという攻撃手法があるのです。
VoIPから国際電話を掛けることで金をかすめ取る攻撃手法 - モーグルとカバとパウダーの日記
これまではネット上でIPフォンをクラックすることで国際電話発信が行われていたのですが、それがリアル世界に逆輸入?され、盗んだ携帯電話で国際電話させるようになった、というわけです。
IPフォンではこの手の問題が結構発生したため、キャリア側で、必要性のない回線の国際電話発信を止められるような対応策がとられました。
携帯・スマホでも同様に、国際電話発信出来ないようにするか、特定の国にしか許可しない、というような設定が出来るようにすべきだと思います。
というか、もうそういう対応されてるのかな?
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