モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

すべてのSSLサイトでセキュリティ証明書に問題が出る現象

銀行やカードのサイトなど、SSL使っているすべてのページで「セキュリティ証明書に問題がある」という警告が出てページが表示できなくなった、という相談を受けた。


Vista+IE8でウイルスバスターの最新版が入っている環境。
他のページの表示などは問題なく、警告を無視してそのまま開いてやるとページが表示できるため、インターネットの接続自体やSSLの通信には問題が無いことはわかった。
ウイルスバスターのパターンファイルも最新に更新されており、そちらの問題はなさそうな感じではあった。
IE8だけで問題が起こるのかと思い、Chromeをインストールしてもらって試してみてもやはり同様の警告が出た。というわけでIE8に依存する問題ではないことは確認できた。


となるとあと考えられるのは、なにかウイルスにでも感染しており中でドメイン情報を書き換えられてたりして証明書の認証が通らない?とか最悪パターンを想定したのだけど、実はもっと単純な理由だった。


わからなくていろいろな設定を確認している中でぽろっと「時間が良くずれる」という話が出たのだ。
それで現在の設定日時を確認したところ「2007年」となってることがわかった。日時や時刻も全くずれていた。


セキュリティ証明書には証明書の有効期限が書かれているため、PCの設定日時が大幅にずれていると、有効期限を外れてしまう。
早速、日時を正確な値にしたところ、すぐにこの症状は出なくなった。


このようにPC内時計が狂ってしまう症状というのは、時計用の内蔵電池がへたってくると結構起きる。
でもPCの時計が狂うことでSSLの表示が出来なくなる、というふうには普段ほとんど意識していないので、なかなかこの線を思いつくことが出来なかった。
ちなみに、Yahoo!動画でもPC内時計が狂っていると表示がされないというトラブルがあるらしい。これも期限付き公開のシステムになっているからだろう。