IIJとMX Logicの共同で、GDXというスパムやフィッシング対策を考えた次世代のメールのインフラを構築する会社を設立したとのこと。
IIJ、新世代のメッセージングサービス事業を行う合弁会社「GDX Japan」を設立 | プレスリリース | IIJ
安全で信頼できるプライベートネットワークインフラを構築することにより、確実なメッセージの到達性・安全性を提供いたします。
残念ながらすでにメールはスパムとスパム対策のfalse positive(誤検出)とで、まともに機能を果たせなくなりつつあります。
これは日本よりもアメリカのほうがやっぱりひどいみたいで、届かない(届いてるのだけどちゃんと読まれてない)メールがあって当然のような世界になってきてるようです。
で、そういうのを対策するためにサービス提供側はまあいろいろとやってるわけですけども、それじゃらちがあかないというか、スパムの増加率のほうがひどくて、追いつかないような状況だと思います。
というわけで先を見てる人たちは、小手先の改善で徐々にスパムに対抗するのではなく、もう今のそのままのメールの仕組みは捨てて*1、根本的にスパムが出せないような手法を提供することを考えているようです。
*1:と言っても、今のメールクライアントとかそういうユーザに直結する部分はたぶんそのまま使えるような形でしょう。メールサーバもほぼそのまま使えるような形ではないのかなあ。