モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

スパムのクリック率と実際に金を払ってしまう率

スラッシュドット ジャパン | 摘発で明らかになったワンクリック料金請求spamの効率より、
asahi.com: ワンクリック詐欺の容疑、児童ポルノサイト業者逮捕 - 関西

1億8000万通以上のメールを無差別に送って全国の約2600人から計約7500万円を詐取していた

メールを100万通送ると1千人がサイトを訪れ、10〜20人が金を払った

とのことで、クリック率は0.1%程度、そのうち騙されてお金を払ってしまう率は1.5%程度。
メールの総数1億8千万通に対し7500万円の売り上げだから、メール1通あたりの売り上げは0.42円程度か。


ちなみにうちのサーバ宛にqsv系が送ってきているスパムメールは、1日当たり80アカウントに対して500通程。つまり1アカウントあたり6.25通/日。これはWeb上に公開されているアドレスが多いということがあるので、本来なら平均すると2通程度か。
2005年末の日本のインターネット人口が7千万程ということで、スパマーのもっている総メールアドレス数も7千万件とする。
qsv系のスパムメールは1通当たり3KByte程度で大抵バラで送ってきていたと思う。
2通/アカウント日×7千万アカウント=1.4億通/日(1600通/秒だから複数台で並列で送信する必要があるだろう)のスパムが送信されているとすると、必要な通信量は1.4億通×3KByte/1通=4.2億KByte/日。つまり、40Mbps程度の通信速度があるとこのぐらいの送信が可能(光でマルチセッション)だから、十分実現可能な見積もりだと思う。


でもこれで計算しちゃうと、qsv系は日に7千万くらい売り上げることになっちゃうから、さすがにそれは無いか。
でも、結構な額を稼いでいそうな感じだなあ。