モーグルとカバとパウダーの日記

モーグルやカバ(EXカービング)山スキー(BC)などがメインの日記でした。今は仕事のコンピュータ系のネタが主になっています。以前はスパム対策関連が多かったのですが最近はディープラーニング関連が多めです。

パウダー… 最高でした。

ずっと降り続いてる上に朝も大雪で、もうゲレンデは間違いなくパウダー。しかも大雪の時は重めの場合が多いのだけど、この日は軽め。

カービングキャンプなんで、もちろんそれを教わりに来てるわけなんだけど、とにかく早く食われる前に上あがって…と思ってそわそわしてると、いたるさんから「大丈夫、今日はどこいってもパウダーだから」といさめられる。犬が首輪で引っ張られて、二本足で立って、まだ引っ張ってる状態、みたいな例えもされたけど、ほんとそんな感じでした。

でもとりあえず、咲花のピステン入った緩斜面で練習。前日にやった、ターン切り替え前にくるっと回るのに似ているのだけど、上向いてる所からスタートしてくるっと回って下向く、下向いてるところからスタートしてくるっと回って上向く、ターン切り替え前にくるっと180°回って後ろ向きになってターン、で次の切り替えでまた180°まわって前向きでターン、ということをやった。フェイキーを安全に深いターンでやることの練習になってるのかなと思う。あと、好きなところでくるっと回れる、というのも自由に重心の位置やエッジを噛ませたりはずしたりするのを操作出来る練習になってるんだろう。

この日はZAG履いていったのだけど、なんかすごく滑りが悪くて、くるっと回ったりするのもぜんぜん出来ないというか、止ってしまっていた。こないだシール付けたときの糊が残ってるのかな、と思ったのだけど、ソール見たらすごく毛羽立っていてとても滑りそうになかった。夜帰ってから、ファイルとメタルスクレパー当てて、ホットワックスも掛けてあげて、なんとかもう少しましな状態にしてあげた。

咲花から上がってスカイラインに行くと、まだぜんぜんパウダーが残っていて、場所を選べば完全ノートラックの所もある状況。キャンプ入っていた人はそんなにパウダー経験がない人達もいたので、パウダーレッスン。ストックを動かし続けること、急激な動きをしないこと、両足に乗り続けること、小さな動きでつんのめってテールをやること、など。基本カービングでやってることと同じことなんだけど、ゆっくり小さな動きでやるということ。そうしてスカイラインのパウダーを何本か滑ったのだけど、結構深くて軽くて視界はあまり良くないけど最高の雪でした。

お昼休みはそこそこにして、裏黒菱のパウダーを食いに行きました。裏黒菱、それまでは雪が少なくて、低木が出ているところより奥に入れないようにロープが張っていたのだけど、もう稜線のところまで全面OKになっていました。さすがにもうだいぶ食われていたのだけど、真下に向かって林に突っ込むように行き、その奥のカール状になっているところからまた林間抜けていくコース取りが良い感じでした。

その後は踏まれた黒菱やら、薄くパウダーになってる整地やらいろいろ滑って、3時前くらいにキャンプ終了で降りるためにスカイラインに戻りました。ずっとゴンゴンと雪が降り続いていて、それもあって人も少なかったのですが、スカイラインに戻ってみると、午前中に踏まれたところがすっかり元に戻ってノートラック状態になっていました。

すごくいい状況だったんで、あああ、このまま降りてしまうのか… と悲しんでいたんですが、しかたないから一緒に降りました。で下で解散したんですけど、まだ時間あるんで、まあ大抵みんな下で何本か滑るんですが、いたるさんと超カバさんが、さあ急いで上行くぞ、と。ということで、馬鹿犬共3匹で再度スカイラインまで上がりまたノートラックをいただく。この時間帯はほとんど滑ってる人もおらず、さっきよりもノートラック度合いが増している状況。スカイラインの上から下までずーっと誰もいないノートラックで最高の状態を滑る。自分はZAGだし、いたるさんはヨーゼフ(METRON)だったんで、うほうほだけど楽々だったのだけど、超カバさんはもっと細い板だったんで、2本やってしんどくなって終了。僕らはリフト最後の最後、ぎりぎり間に合ってもう1本いただく。いやほんとに、この滑りは今年最高の滑りになると思う。

この日は夜に飲み会が開かれて、嫁と共に顔を出しました。その時、クレイジースキーという謎なビデオをみんなで見ました。まだフリースタイルスキーがホットドッグと言われていた時代のものだと思うのだけど、とにかくむちゃくちゃ。フリーライド系のビデオも相当むちゃなのあるけど、それの直系の先祖という感じ。山のガレ場の上や、アスファルトの上をスキーで滑るのは、さすがに他で見たことなかったです。んでこれが、次の日に関連してくるのでした。